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ストリートピアノのルールとマナー

ストリートピアノは、全国各地さまざまな場所に設置されています。

それぞれの場所によってルールやマナーが異なるため、演奏する場合はしっかりと理解しておく必要があります。

しかし残念ながら、ルールとマナーを守らない演奏者が多いことから、撤去されてしまったストリートピアノも少なくありません。

誰でも気軽に演奏できるストリートピアノを存続させるためには、一人ひとりがルールやマナーを守って演奏することが何より大切です。

この記事では、ストリートピアノを演奏する際のルールやマナーを紹介していきます。

【前提】ストリートピアノのルールとマナー

ストリートピアノには、利用時のルールが設けられています。

大体どのストリートピアノも同じようなルールが設定されていますが、利用場所によって内容が異なる場合もあるため注意しなければいけません。

ストリートピアノを利用する場合は、公式サイトに掲載されているルールを確認してから現地に向かうのがおすすめです。

ホームページに掲載されていない場合は、直接現地でルールやマナーについて記載されている看板や張り紙を確認するようにしましょう。

また、STPIAでは「ストリートピアノの演奏ルールポスター」を無料でカスタマイズし提供しております。興味のある設置団体様はお気軽にご連絡くださいませ。

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ストリートピアノのルール

ストリートピアノに設けられているルールには、一般的に下記のような項目があります。

・ストリートピアノを弾ける時間
・ストリートピアノを弾く順番
・一人あたり弾いていい時間
・二人で弾く連弾
・ピアノを弾きながら歌う
・他の楽器と合奏
・動画撮影やSNS投稿
・営利行為

ストリートピアノのルールを順に詳しく解説していきます。
ストリートピアノのルールとマナー - ストリートピアノ STPIA

ストリートピアノを弾ける時間

ストリートピアノを弾ける時間は、設置場所によって異なります。

「午前8時から午後8時まで」など、明確に利用時間が設定されている場合がほとんどです。

利用可能な曜日や時間が不定期なストリートピアノも少なくないため、利用前に必ずホームページを確認するようにしましょう。

ストリートピアノを利用する場合は、利用時間を事前に調べ、しっかりと守ることが大切です。

ストリートピアノを弾く順番

ストリートピアノを弾く順番の決め方は、場所によってさまざまです。

多くの場合、待機列に並んで待つ形が採用されています。

待機場所が設置されていることもあるため、確認して並ぶようにしましょう。

また、演奏利用順番待ちの票が設置されているストリートピアノもあります。

その場合は、自分の名前を記載し、順番が来たら演奏するようにしましょう。

その他にも、ネット予約ができる場所や、当日に整理券を配っている場所などもあります。

事前に演奏順番の決め方を調べてから現地に向かい、その場所のルールに従って順場待ちをすることが大切です。

一人あたり弾いていい時間

一人あたりの演奏可能時間が決められているストリートピアノがほとんどです。

「一人あたり5分」または「一人あたり10分」までと設定されているストリートピアノが多く見られます。

次の演奏者が待っていない場合は、演奏可能時間を超えてもピアノを弾き続けてよいとされているストリートピアノも少なくありません。

そのような場合は、次に待っている方がいないかを、しっかりと確認しながら演奏を続けるようにしましょう。

また、演奏時間ではなく「一人1曲まで」と決められているストリートピアノもあります。

あまりにも長い曲を選択してしまうと、次の演奏者に迷惑がかかってしまうため注意が必要です。

ストリートピアノを利用する場合は、演奏可能時間が決められていない場合でも、周囲の様子に気を配りながら演奏するようにしましょう。

二人で弾く連弾

場所によっては、二人で弾く連弾を禁止している場合もあるため、演奏前に確認が必要です。

ソロで演奏するよりも音量がどうしても大きくなってしまうことが連弾禁止の理由とされています。

また、感染予防対策として連弾禁止を設定している、または設定していたストリートピアノも少なくありません。

連弾が禁止されていない場合でも、周囲の状況を見て、音量を調整しながら演奏を楽しむようにしましょう。

ピアノを弾きながら歌う

ピアノを弾きながら歌うことも、場所によっては禁止されています。

蓋や鍵盤に唾液が飛んでしまうことが禁止の理由です。

ピアノを弾きながら歌いたい場合は、歌唱可能なストリートピアノを探すようにしましょう。

歌唱する際は、唾液が飛散しないように十分注意する必要があります。

ストリートピアノを利用する際には、次に演奏する方が嫌な気分にならないよう配慮する気持ちが大切です。

他の楽器と合奏

他の楽器との合奏を禁止している場合も多くあります。

他の楽器とのセッションは、大きな音がでてしまったり、演奏時間が長くなってしまったりする可能性があるためです。

他の楽器との合奏が禁止されていない場合は、音量に気を付けながら演奏するようにしましょう。

特に大きな音がでる金管楽器を演奏する場合は注意が必要です。

また、楽器を持ち込む場合は通行人の邪魔にならないよう気を付けなければなりません。

動画撮影やSNS投稿

動画撮影やSNS投稿自体は禁止されていない場所がほとんどです。

しかし、多くのストリートピアノのルールには、自分以外の第三者が写り込まないように注意することが記載されています。

SNS投稿する場合も、第三者が写ってしまった場合は、周囲にモザイクを入れる、映像の解像度を下げるなどの配慮をしなければなりません。

三脚の使用を禁止している場所もあるため、事前に確認するようにしましょう。

動画撮影やSNS投稿は禁止されていなくても、撮影や投稿をする場合は他者が写ることがないように十分注意する必要があります。

営利行為

営利行為は基本的にどのストリートピアノでも禁止されているため、注意しなければなりません。

チラシの配布や投げ銭、宣伝告知、ライブ配信などが営利行為にあてはまります。

集客目的で、事前にSNS等で告知することを禁止している場所もあるため、気を付けるようにしましょう。

 

ストリートピアノのマナー

ストリートピアノを演奏する場合は、マナーを守ることも大切です。

ストリートピアノは誰でも演奏できるからこそ、一人ひとりがマナーを守る必要があります。

ストリートピアノを演奏する上で心がけたいマナーを順に紹介します。

ストリートピアノのルールとマナー - ストリートピアノ STPIA

優しく扱う

ストリートピアノを利用する時には、ピアノを優しく扱うように心がける必要があります。

ついピアノの上に物を置いてしまいがちですが、ピアノを傷つける可能性があるため、絶対に乗せないようにしましょう。

また、強すぎる打鍵をすると、ピアノを傷めてしまう危険性があるため、気を付けなければなりません。

ペダルも強い力で踏みすぎると壊れてしまう場合があるため、注意しましょう。

ピアノはデリケートな楽器です。

素敵な音色を鳴らし続けられるよう、扱いには十分注意しなければなりません。

綺麗に扱う

ピアノを綺麗に扱うことも、ストリートピアノを利用するうえで大切なマナーです。

飲み物や食べ物をピアノの上に置いたり、汚れた手や濡れた手で鍵盤を触ったりすることは絶対にしないようにしましょう。

また、ピアノが汚れていたり、周囲にゴミが落ちていたりする場合は、可能な範囲で綺麗にするのがおすすめです。

全ての人が気持ちよく利用できるよう、ストリートピアノは綺麗に扱うようにしましょう。

 

【まとめ】ストリートピアノのルールとマナー

ストリートピアノには、それぞれの場所で決められたルールとマナーがあります。

演奏時間や連弾・歌唱の可否など、場所によってさまざまです。演奏前に、ホームページや現地に記載されているルールとマナーをしっかりと確認し、必ず守るようにしましょう。

他の演奏者や聴衆者、通行人など、周囲の方へ配慮する気持ちを持つことができれば、自然にルールやマナーが守れるはずです。

ストリートピアノが設置されている場所は、全国に多数あります。ルールとマナーをしっかりと守り、ぜひストリートピアノでの演奏を楽しんでみてください。







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